【2001/08】子猫はどこだ

どこから子猫を連れてくる?

  候補は絞り込みましたが、どこから連れてきたらよいものか? ペットショップか? ブリーダーさんか? 勿論、地域猫に居る筈もありません。「ペットショップは管理状態や母親から引き離す時期等に不安がある」と Web ページに書かれていたし、ブリーダーさんにしても雑誌広告にも Web ページにも肝心の価格がまったく表示されていないのが不安でした。10 万か? 20 万か? コンタクトを取ってみて100万とか言われた日には、気を失ってしまうかもしれません(気を失う以前に、そんなお金は逆立ちしても出てきませんが^^;)。結局考えても答えは出なかったので、取り敢えず近所のペットショップを回ってみることにしました。
  ペットショップを回ってまず思ったのは、犬は多いが猫は極めて少ないと言うことです(先進国では、最近は猫のほうが多いとか聞いたのですが、日本は犬派の国?)。大体 1:7 とか 1:10 とか、そんな割合でした。恐らく世の中一般からすれば犬のほうが人気があるのでしょうから、商いを考えればこの傾向も納得できますが... 肝心の値段は、専門店で12万前後でかなり幅がありますが、ホームセンター系のペットコーナーでは10万以下が殆どでした。もう少し細かく観察してみると、意外と生後二ヶ月にも満たない子猫がいて、前述の問題点が気になりました。後で再認識した話ですが、一般的に子猫を譲ってもらうのは生後二ヶ月以降、欲を言えば三ヶ月以降が良いらしいです。これは親離れが早すぎるのは親から教わることが少なくなり、良くないからだそうです。以上を考えれば二ヶ月に満たないのは論外として、二ヶ月を超えた子もいつからペットショップに居るのかを考えると怖くなりました。という経緯で、ペットショップ案はあえなく没となりました(もっとも、それ以前にノルウェイジャンやメインクーン等に、お目にかかることは出来ませんでした)。
  残るはブリーダーさんのみ。Web ページを検索してみると、ノルウェイジャンとラグドールは比較的多いのですが、メインクーンとサイベリアンは、殆ど検索にヒットしませんでした。メインクーンはどこかの Web ページで人気があると見たことがあったので、これは意外でした(その後入手したアメリカの猫雑誌のブリーダーさん欄では、ノルウェージャンよりメインクーンのほうが3倍以上多かったので、また驚いたのですが)。それはともかく、選択肢の多さと親離れ時期の安心感からからブリーダーさんから探すことにしました。

ブリーダーさん探し

  ブリーダーさんは雑誌や Web ページで見つけることが出来るのですが、電話は基本的に苦手なので出来るだけ Web ページとメールを使いたかったのです(ただでさえ舌が回らない人間なのに、緊張するとさらに悪化するのであった^^;)。さて、多くのブリーダーさんのうち、Web ページの更新がルーズなもの、内容が不正確なもの、営利目的が前面に出ているもの(英語本来の意味なら、単なる繁殖者の筈ですしね)、ブリーダーさんが信頼できないものは、まず外しました。Web ページの更新等は、几帳面さが出てくるものだから、安易に Web ページに掲載するのは逆効果になることもあるということです。だから、まめに更新できないのであれば、雑誌広告的な内容にしておくと無難だと思うわけです。
  篩にかけた後、いくつかのブリーダーさんが残りましたが、問い合わせ等の調査をして距離的に遠方と分かったところは外しました。個人的に、空輸は子猫に負担がかかると思っていたからです(予算の問題もありましたが、実際にはそれ程高くないらしいです)。こうして最終的に残ったブリーダーさんが、全てノルウェイジャンだったのは、運命といわざるを得ないような気分でそた。もっとも、Web ページを読んでいくうちに、良い猫だなぁ、と思っていました(これは一種の自己暗示だったのだろうか^^;)。

子猫選び

  夏というのは子猫のシーズンらしく、候補のブリーダーさんで生まれた子猫の貰い手が即座に決まっていくのが Web ページからも見て取れます。

ちっちゃな猫
Webで見つけた子猫

  出来ればここから迎えたいというブリーダーさんには、残念ながら要求にあう子猫はおらず、他をあたることにしました。その結果、二つのブリーダーさんから、それぞれブルーマッカレルタビー&ホワイトと、ブルーシルバーマッカレルタビー&ホワイトの雌が見つかりました。ブリーダーさんとしては前者のほうが経験が豊富なようでしたが、柄が4本足ともタイツで、今ひとつ好みに合わなかったのです(もっとも、成長すると柄は変わりますから、一概には言えないのですが)。ブリーダーさんから伺った性格等もあわせて考えて、今回は後者に決定しました(パンパカパーン)。実はブルーシルバーの子も、垂れ目と柄が気になっていたのですが、垂れ目は段々つりあがってくるとのことで問題なしと判断しました(実際に迎える頃には、殆ど普通の目になっていて、さらに良く見ると、なんと垂れ目ではなくて、目尻の毛が垂れていて垂れ目に見えているだけでした^^;;;)。柄のほうは、後ろ足がソックスで良いのだけど、前足のタイツに昔懐かしい事務員風腕カバーのようなタビーがあるのが引っかかっていたのです(良く言えばスパッツなんですけどね)。まぁ、それほど濃いタビーでは無いのと、これはこれで味があるので気にしないことにしました(親馬鹿だが、今では良い味が出ています。というか、4 本ともスパッツかも...)。


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