【2001/11】冬仕度

戸が閉まらない

  もうすぐ冬がやってくるという 11 月、小さな問題を抱えてい たのでした。玲音が居間からトイレがある部屋に行くには、戸と襖の計二つ を突破する必要があります。玲音が来たのが 9 月だったので、この二つはい つも開いていました。しかし、冬になったら暖房をいれなくてはいけないの で、少なくとも居間の方の戸は閉めなくてはなりません。また、夏になれば、 冷房で同じ問題が持ち上がります。うちは幸にして引き戸なので、器用な猫 なら手で開けることも夢ではないでしょう。だけど、まだ小さい玲音にとっ ては巨大な扉に見えている筈で、それを期待するのは酷というものです。
  スパルタ教育で玲音に戸の開け方を仕込んでも良いですが、きっ とプッツンして噛み付いてくるのは容易に想像がつきます。そこで、色々迷っ た結果、猫扉を付けることにしました。猫扉というのは、猫が出入りする専 用の扉のことです。しかし、雑誌や Web で調べても適当なものがないのです。 最初、引き戸のガラスを切って、そこに猫扉を付ければ良いと思っていまし たが、ガラスの厚みにマッチする製品が無かったのです。あとはもう、自作 するしかありませんが、半田ゴテは少し握ったことがあっても、ノコギリは からっきし。そこで、実家の父親に胡麻をすって、作ってもらうことにしま した。ちなみに、胡麻をすると言っても、玲音を連れていけばイチコロです (笑)。

どんなのを作ろうか?

なんか、歪んでいるぞ > E950
こんなんできました

  勿論正しくは作ってもらおうか、なのですが。ま、そこは置い といて^^; 最初考えたガラスを切り抜く案は、ガラスの強度が落ち ると危ないので没になりました。そこで、戸の端に細長い箱をはめ込んで、 その下を猫扉にすることにしました。構造は 180 度開閉する扉以外は割と簡 単なのですが、問題はサイズです。玲音がはじめての猫なので、どれくらい 成長するのか見当もつきません。体重は 5kg 程度と言われても、頭の大きさ なんて聞いたこともありません。そこで、市販製品のサイズを参考にして、 さらに人間が邪魔にならない大きさも加味して、扉の大きさを 14x15cm にし ました。そうして出来たのが、これです。ぱっと見太い柱があるだけなので すが、その下に扉がついているわけです。






通るかな?

お尻が...
よいっしょ、よいっしょ

  さて、折角猫扉を作っても、玲音が使ってくれなくては話にな りません。猫扉を覚えさせるには、やはり海老で鯛を釣るのが最適であろう という結論になります。まず、玲音を向こうにやって、引き戸を閉めます。 そして、手で猫扉をパタパタやって、開閉することを見せてやります。そう したら、おやつを持って猫扉から手を出し、玲音を誘き出します。そして、 手を内側に引っ込めます。これを 2,3 回繰り返したら、めでたく猫扉を通る ようになりました。なんか意外とあっけなく覚えたので、拍子抜けでした。 やっぱり猫って頭が良いのかな?
  ちなみに、この猫扉は一歳になっても使えているのですが、床 ぎりぎりに猫扉をつけたせいか、体が大きくなったせいか、ちょっと通りに くいみたいです。そのうち扉自体を縦長に大きくしてやろうと思っています。


前ページ 日記目次 次ページ